5 高気密断熱ペアサッシの使用
窓は住まいの内と外、暮らしと自然を結ぶ、大切なインターフェイスです。
住まいの中でも屋根、壁、床などは熱伝導率の少ない断熱材を入れることで必要な断熱性を得ることができます。
問題は窓。熱の逃げ道となりやすいからといって欧米のように小さくては日本の蒸し暑い夏が不安です。
大きな窓のためには寒冷地以上に窓の断熱性に気を使うことが大切です。北側は熱の流出、流入をブロックする断熱ガラス、
南側、西側には太陽エネルギーを大幅にカットし、強烈な熱気を入れない遮熱ガラスをおすすめします。
窓の断熱、遮熱対策を取ることで住まいのエネルギーの収支を大きく改善することもできます。
熱伝導率の低い断熱サッシにより暖房の暖かさや冷房の涼しさを確保し冷暖房コストを節約します。
〔次世代省エネルギー基準県具 H-5等級 (K2.33w / ㎡・k)以上を採用しています〕
■ サッシの選び方・注意点
サッシを選ぶ際は、断熱・気密性能に加え、サイズ・デザイン・コストを考慮します。 例えば、南側面に窓を大きく取りたくても 、
タイプによってはサイズの制約を受ける場合があります。また、デザイン性も重要です。 断熱サッシはどうしても見付面積が太くなりがちで、
デザインを重視する場合は使いにくいタイプもあります。コストは断熱性能に比例して高くなります。
スマイルハウス
T u t t i は6割がアルミと樹脂混合サッシ、残りの4割が木製サッシ 、樹脂サッシ、アルミサッシのいずれかです。
■ ガラスの選び方・注意点
ガラスには「一重」「二重」「ペアガラス」「トリプルガラス」「LOW-Eガラス」「アルゴンガス混入ガラス」「クリプトン入りガラス」
「真空ガラス」があります。窓を大きくとるかどうか、パッシブソーラーを取り入れるかどうか、日射の入り方、気候に応じて使い分けします。
断熱化の観点からいえば、最低でも「LOW-Eガラス」を標準とするべきです。ペアガラスには特殊金属膜をコーティングしたLOW-Eガラスがあります。
通常のペアガラスよりも断熱性能が高く、表面温度が4℃程高くなるため、結露の心配はほとんどありません。
コストはペアガラスの15%程度高くなります。
LOW - Eガラスは2種類あり、コーティングを室内側ガラスに施した「高遮断LOW - E複層ガラス」は日射を取りやすく熱を逃しにくいのが特徴。
結露しやすい場所や南側面の大きな窓に最適です。
一方、コーティングを室外側ガラスに施した「遮熱LOW - E複層ガラス」は日射を56%前後、紫外線80%以上カットするのが特徴です。
夏場の日射遮蔽に適したガラスです。特に冬の日射が少ない地域や夏の日射が激しい地域では、
冬のパッシブソーラー効果を狙うよりも遮熱複層ガラスを使って夏の暑さ対策を徹底すべきです。
機能や性能のグレードが数値で表され、納得のいくペアサッシが選べます。
■ 玄関ドア
玄関ドアは、断熱性はもとより、防犯、安全、便利な最新のシステムを提案しています。
自動施錠機能に併せて、防犯アラーム付シリンダー(ピッキング対策)やマルチモニターを選択すればさらに防犯性は高まります。
お年寄りや子供にも操作しやすい玄関戸を提案しています。