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木の話し  ~よりよい家づくりのため木のことを知ってみませんか~

◆ 木造建築(住宅)に使われる木材を知ってみませんか ◆

木のことは詳しく知らない人でも、実はかなりの数の木の名前を知っています。 多くの場合は、「名前は知っているけど実物を見ても分からない。」名前と実物 が一致する木の種類が一つ増えるごとに、樹木の世界は飛躍的に身近なものになります。 まずは樹形の印象を全体像としてとられることです。その後、幹と枝、枝 の分かれ方、枝と葉のつき方、葉の形や大きさといったように、大きいものから小さいものへという順番で観察するのがコツす。 その木が用材になり、 構造材、造作材、仕上げ材として住宅に取り入れられていきます。 木を知ることで、住宅によりいっそうの愛着がもてます。

◆樹木を観察してみましょう◆

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樹木全体のかたち(樹形)をとらえることは、その樹木のイメージをつくり、見分けるための大切なポイントです。

針葉樹と広葉樹の違い

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針葉樹と広葉樹は「細胞」が違う

先がとがり細い葉の針葉樹と、扁平な形の葉の広葉樹。針葉樹と広葉樹は、一般に知られているように葉の形から見分けられます。 幹は、針葉樹はまっすぐ伸びているのに対し、広葉樹は太くて曲がっていることが多く、さらに枝分かれしているのが特徴です。 外見の違いだけではなく、針葉樹と広葉樹は細胞と組織の成り立ちが異なっています。 針葉樹の組織は単純で、大半の樹種は90%以上が仮道管で占められています。 仮道管とは、水を根から樹幹を通して葉へ送る通路のことですが、木そのものを支える役目も担っています。 細胞の構成は非常に単純で、配列は整然としています。広葉樹の組織構造は複雑で、細胞の種類が多いだけではなく、細胞ごとの機能も分業・専門化しています。 水分の通り道は主に道管が、木を支えるのは主に木部繊維が担っています。

針葉樹(ソフトウッド)広葉樹(ハードウッド)

針葉樹は軽くて柔らかく、広葉樹は重くて硬いといわれています。 これは木が含んでいる空気の量に関係しています。木を構成する細胞と細胞の間には、無数の孔=空気の隙間が空いていて、細胞と空気の隙間の割合を空隙率(クウゲキリツ)といいます。 大半の広葉樹は空隙率が低いため気乾比重が大きく、木は重くなります。逆に針葉樹は空隙率が高くなり、比重も小さく、木は軽くなります。 硬さの違いに関しては、空隙率の低い広葉樹は細胞の密度が高いために硬くなり、針葉樹は密度が低いために柔らかくなるというわけです。 ところで、広葉樹には、重くて硬いという一般的な認識からはずれる樹種もあります。 針葉樹の樹種は540種と言われているのに対して、広葉樹は20万種と格段に多く、さらに構造も複雑なことから、性質もバラエティーに富んでいます。

それぞれの特徴を活かして

広葉樹は多様な性質を持っていますが、一般的には内装材に使う広葉樹は重くて硬いものが主流で、強度があり、キズが付きにくい材料といえます。 家具材に広葉樹が多いのも、このような特徴を活かしてのことです。 一方、軽くて柔らかく単純な構造をもつ針葉樹は、柱や梁といった建築の構造材に多用されてきました。 縦にまっすぐな材を切り出しやすく、軽くて扱いやすいのがその理由です。 こうした針葉樹と広葉樹の材料としての違いは、建築材料だけはなく、生活の場にもあらわれます。 たとえば薪として使う場合、針葉樹は割りやすく、よく燃えますが、すぐに燃え尽きてしまいます。 広葉樹の薪は着火しにくいものの、一度燃えればゆっくり時間をかけて燃え、熾きも長持ちすると言われています。

針葉樹

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■ 葉が針やうろこのように細かい。
■ 温帯から亜寒帯に分布
■ ほとんが常緑樹である。
■ 年輪がはっきりしている。
■ 日光を得るために高く上にのびていく。
■ 木目が比較的まっすぐに通っている。
■ 材質が軽く、柔らかく加工しやすい。
■ 虫が嫌がる香りがある。
■ 主に構造材、和室の造作、建具に利用
■ 建築用材として植林される。(50~60年で利用可能)

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広葉樹

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■ 葉が広くて、平ら。
■ 暖かい地方に分布
■ 落葉樹と常緑樹がある。
■ 年輪がはっきりしていない場合がある。
■ 日光を得る為、枝葉を横に大きく広げる。
■ 木目が複雑に変化して美しいものが多い。
■ 材質は、重くて硬く、加工しにくいが丈夫。
■ 虫が好む香りがある。
■ 主に家具、洋室の造作・フローリングに利用。
■ 多くが自然木

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